警察から古物営業許可の可否を教えられないと言われてしまった時の対処法は?

古物商許可申請関連情報

最近は「古物営業許可の可否は教えられない」と言われることが増えています。

これは、古物営業許可申請後、警察から連絡が来た際の話です。

古物商許可申請書提出先の警察署

旧来は「古物営業許可が下りましたので許可証を取りに来てください」といった電話が来たものですが、最近は許可の可否を電話では教えてくれない警察署が多くなっています。

警察から「古物商の件でお伝えしたいことがあるので出頭してください」と言われたら恐怖

実際、当事務所に古物営業許可申請をご依頼いただいた方の例を紹介させていただきます。

申請が受理され、あとは許可を待つだけという状況でご依頼者から連絡がありました

ご依頼者
ご依頼者

警察から古物商のことで伝えたいことがあるから来て欲しいと言われました。申請内容に問題が何か問題があったのでしょうか…。

私はまず許可証受け取りについてのことだなと思い、申請日を確認しました。すると、申請日から警察の電話があった日の期間は土日を含めて20日とかなり短いものでした。

古物営業許可申請に対する標準処理期間は土日を除いて40日。今までもそれより早く許可証が出来上がることは多々あったのですが、あまりにも期間が短いため、本当に申請内容に問題があったのではないかと思ってしまいました。

ご依頼者に代わって申請した警察署の担当課に電話で確認してみました。すると…、

担当課
担当課

許可が下りたので許可証の受領と説明を聞きに来てほしいという連絡だったんです。申請に問題はなく、今回は処理がかなり早く終わりました。

とのことでした。

(ちなみに当事務所では、警察に対して「申請に関しての連絡はまずこちらへ」と毎回伝えているのですが、忘れてしまうのか、度々本人の所へ直接連絡されてしまうことがあります…)

ご依頼者にそのことを伝えて安心していただけましたが、そもそも警察から許可証が下りたことを伝えてもらえればこのようなことは起こらないと思います。

しかし警察署により、「電話では古物営業許可が下りたか下りていないかは伝えられない」と言われてしまうこと多くあるのです。

警察から「古物営業許可の可否については教えられない」と言われてしまった時の対処法

それでは警察から「古物営業許可の可否については電話では教えられない」と言われてしまった時はどのようにすれば良いでしょうか

おそらくマニュアルで電話で許可の可否を伝えてはならないと定められているのかと思いますが、警察としても歯がゆいところだと思います。

今回のようなことがあれば行政書士なら必ず確認をしますので、警察としても対応に手間がかかってしまうことは確実と言えるでしょう。

さらに毎回「許可が下りたんですか?下りてないんですか?何で電話じゃ教えてくれないんですか?」なんて問答になるようでしたら大変面倒です。

私個人の考えですが、このような場合は次のような聞き方をすると良いでしょう。

「安心して伺って良いですよね?」

「『受け取りは』急いで伺ったほうが良いですか?」

「『受け取り』に関して印鑑は必要ですか?」

など

このようなことを伝えてから担当課の反応を伺うのです。

許可や許可証に関してのことを匂わせたらまず大丈夫だと思って良いでしょう。

そもそも申請内容に問題があった場合は、その部分について直接電話で聞いてくるはずですので、あとは許可か不許可の二択となります。補正の余地なく不許可となる確率はだいぶ少ないと思いますので、許可証の受け取りについてだな、と考えても良いと思います。

適法な申請で安心して許可の連絡を待ちましょう

以上、今回は警察からの連絡についてのお話をさせていただきましたが、これは適法な内容の申請をしているということが大前提の話になります。

申請の時点で大きな間違いがあってそもそも受理してもらえなかったり、後に不法な点が発覚して許可が下りなかったりすることは当然あります。

しっかりとした申請書を作成することに不安がある方はぜひ当事務所にご依頼いただき、安心して許可の連絡(原則当事務所からご連絡いたします!)を待ちましょう。

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